18日、沖縄県の那覇空港で中国の航空会社の旅客機が別の航空機が滑走路を走行している状態で、許可をえないまま同じ滑走路から離陸していたことがわかり、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大なトラブルだとして、原因の調査を始めました。
国土交通省によりますと、18日午後6時半すぎ、沖縄県の那覇空港で中国の航空会社、上海吉祥航空のエアバスA320型機が管制官から許可をえないまま離陸しました。
国土交通省が確認したところ、当時、先に着陸した海上保安庁の航空機が滑走路上を走行中だったことがわかったということです。
海上保安庁の機体は滑走路から誘導路に出る直前で、2つの機体の間は2000メートル以上離れていたということで、機体の接触や緊急停止などはありませんでした。
国の運輸安全委員会は同じ滑走路を2機の航空機が走行したことは、事故につながりかねない重大なトラブルだとして航空事故調査官4人を現地に派遣し、原因の調査を始めました。
-- NHK NEWS WEB