熊本県の人気キャラクター「くまモン」の関連商品の去年1年間の売り上げが、過去最高となる1400億円余りに上ったことが、県の調査でわかりました。
これは、20日の定例記者会見で蒲島知事がくまモンと一緒に明らかにしました。
それによりますと、3413の事業者から回答を得たくまモンの関連商品の去年1年間の売り上げは1408億7420万円で、前の年から10%増え過去最高を達成したということです。
また、去年1年間の県内企業による海外での売り上げは25億円で、前の年の3.3倍と大きく伸びました。
海外での売り上げの内訳を見ますと、ぬいぐるみや文房具などの「グッズ」がおよそ18億円、キャラクターをあしらった菓子や調味料などの「食品」はおよそ7億円となっています。
県は、海外でのくまモン人気をさらに拡大しようと、ことし1月、海外企業にもくまモンのイラスト利用を認める「海外解禁」を打ち出しています。
蒲島知事は「おととしの売り上げの伸びが大きかったので、これ以上は難しいかと思っていたが、よくここまで伸びてくれた。潜在的な伸びは、国内よりも海外のほうが大きいと思う。県内企業の海外への挑戦を積極的に支援しながら、海外解禁によるくまモンの人気拡大に期待したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB