20日のニューヨーク株式市場は、前日に大きく売られた銘柄を買い戻す動きが出てダウ平均株価は上昇しましたが、利用者の個人情報が不正に第三者にわたっていた問題が発覚したフェイスブックはこの日も2%を超えて値下がりしました。
20日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国との貿易摩擦への懸念から前日に大きく売られた大手建設機械メーカーなどの銘柄を買い戻す動きが出ました。
その結果、ダウ平均株価は前日より116ドル36セント高い2万4727ドル27セントで取り引きを終えました。
一方、利用者の個人情報が不正に第三者のデータ分析会社にわたっていたことが発覚したフェイスブックは、前日より2%以上値下がりし、2日連続の大幅な下落となりました。
市場関係者は、「フェイスブックの問題が他のIT企業にも波及することへの懸念からIT関連の株価は全般的に振るわなかった。また、この日から2日間開かれるFRB=連邦準備制度理事会の会合の内容を見極めたいという投資家も多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB