今月に入って4件の爆発事件が相次ぎ、2人が死亡しているアメリカ南部テキサス州で、20日、大手配送会社の施設で、小包が爆発する事件があり、警察当局は、一連の事件は、同一犯による犯行の可能性があるとみて捜査しています。
20日未明、アメリカ南部テキサス州サンアントニオ郊外にある大手配送会社「フェデックス」の施設で、小包が爆発しました。
警察当局によりますと、小包は施設内のベルトコンベヤーで運ばれているときに爆発したということですが、従業員などにけがはなかったということです。
テキサス州では、今月に入って、州都オースティンの郊外で、住宅の玄関先に置かれていた段ボール箱が爆発する事件が3件相次ぎ、合わせて2人が死亡するなどしたほか、18日には、道路脇に置かれていた爆発物が爆発し、男性2人がけがをしています。
警察当局は、今回の爆発もこれまでの4件の事件と同一犯による可能性があるとみて捜査しています。
テキサス州は、日本企業の北米本社や大規模工場が多く、1万人以上の日本人が住んでいて現地の日本総領事館は、現地に滞在する日本人に対し、不審な小包に気をつけるよう、注意を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB