アメリカ南部テキサス州で、今月、5件の爆発が相次ぎ2人が死亡した事件で、警察は、容疑者と見られる男が警察に追い詰められた末に車の中でみずから爆発物を爆発させ死亡したことを明らかにしました。
アメリカ南部テキサス州では、今月に入り、州都オースティンの郊外で、住宅の玄関先に置かれた段ボール箱が爆発する事件が相次ぎ、2人が死亡したほか、20日には、サンアントニオ郊外にある大手運送会社の施設で小包が爆発するなどこれまでに5件の事件が起きています。
警察は、同一犯の可能性があると見て捜査を進めていましたが、21日早朝、記者会見を開き容疑者と見られる男が警察に追い詰められた末に車の中でみずから爆発物を爆発させ、死亡したことを明らかにしました。
男は、24歳の白人で防犯カメラの映像や目撃者の情報などから特定し、追跡していたということです。
また、警察は、単独の犯行かどうかは捜査中としながらも、男が一連の事件すべてに関わったと見られるとしています。
これまでのところ犯行の動機はわかっていないということで、警察などが詳しい捜査を進める方針です。
-- NHK NEWS WEB