アメリカ東部は、発達した低気圧の影響で大雪や強風の大荒れの天気になっていて、航空便の欠航が相次ぐなど影響が出ており、ニューヨーク州などは非常事態宣言を出して不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
アメリカの気象当局によりますと、発達した低気圧が東海岸を北上している影響で、東部では21日朝から大雪とともに、ところによって風速20メートルを超える非常に強い風が吹く大荒れの天気になっています。
この影響で、空の便はニューヨークなどの空港を発着する便を中心に全米で4400便以上が欠航になっているほか、鉄道も通常よりも本数を減らして運行するなど交通機関が乱れています。
ニューヨーク州と、隣接するニュージャージー州は非常事態宣言を出して、不要不急の外出を控えるなど警戒を呼びかけています。
アメリカ東部が大荒れの天気となるのは、この3週間で4回目で、今月初めの大雪と強風の際には、ニューヨーク州やマサチューセッツ州などで合わせて100万戸以上が停電し、復旧に時間がかかったことが問題になっており、ニューヨーク州のクオモ知事は電力会社に対し今回は早急に対応するよう求めています。
大荒れの天気は22日の早朝まで続き、積雪量は最大で30センチ近くになると予想されており、気象当局は警戒を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB