物流大手、佐川急便の制服を着た男性が、配達中の荷物を地面にたたきつけている動画がインターネット上に投稿されていることについて、会社は、従業員による行為であることを認め、謝罪するとともに、この従業員の処分を検討しています。
インターネットの動画投稿サイト「YouTube」には、今月上旬から、マンションの前で佐川急便の制服を着た配達員が台車を何度も放り投げたり、荷物の箱を地面や台車にたたきつけたりする様子が映された動画が掲載されました。
佐川急便が調査したところ、この配達員は正社員の従業員だったことがわかりました。
配達員は、配達先が不在だった荷物を車に戻す途中だったということで、会社の調べに対して「いろいろなことにイライラしてやった」と話しているということです。
荷物はこのあと配達されたと見られていますが、会社では、配達先を確認中で、わかりしだい、顧客に謝罪するとともに、荷物を交換する対応を取ることにしています。
また、この従業員を現在は配達の業務から外し、処分を検討しています。
佐川急便は「従業員の軽率な行動で関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」と話しています。
-- NHK NEWS WEB