全国でコメダ珈琲店を展開する名古屋市の会社が、和歌山市の喫茶店の外観や席の配置などが極めて似ているとして、店舗の使用禁止を求める仮処分を申請したのに対し、東京地方裁判所は、申し立てを認める決定をしました。
全国でコメダ珈琲店を展開する名古屋市のコメダホールディングスは、和歌山市のマサキ珈琲中島本店の屋根や窓などの外観のほか、店内のソファーや席の配置などが極めて似ていて、不正競争防止法違反にあたるとして、去年5月、店舗の使用禁止を求める仮処分を申請していました。
これについて、東京地方裁判所は、27日までにコメダの申し立てを認め、店舗の使用を禁止する決定をしました。
コメダホールディングスは、仮処分とは別に、マサキ珈琲中島本店を経営する会社に賠償を求める裁判も起こしていて、審理が続いています。
仮処分の決定について、コメダホールディングスは「ブランドを守るため、引き続き闘っていきたい」と話しています。
一方、マサキ珈琲中島本店を経営するミノスケの代理人の弁護士事務所は「取材には一切応じられない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB