熊本市の病院で、2年前に始まった子どもたちに無料で食事を提供する「子ども食堂」が、22日で100回目を迎え、多くの子どもたちが食事を楽しみました。
親が育てられない子どもを匿名で受け入れるいわゆる「赤ちゃんポスト」を運営している熊本市西区の慈恵病院は、2年前から週に1度「子ども食堂」を開いて、17歳以下の子どもたちに食事を無料で提供しています。
100回目となった22日、地元の企業などが寄付をした食材で作られた手まりずしや、から揚げなどおよそ40品が並び、バイキング形式で提供されました。
オープンの午後3時を過ぎると、子どもたちが続々と訪れ、思い思いに好きな料理を皿に取り、おいしそうに食べていました。
小学5年生の男の子は「きょうはいつもと違って自分の好きなものを選べて楽しかったです。毎週来ていますが、これからも続いてほしい」と話していました。
子ども食堂の上田留美代表は「たくさんの寄付のおかげで100回目を迎えることができて、ありがたいです。子どもたちが気軽に来ることができる環境を作っていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB