SNSで知り合った群馬県の13歳の女子中学生を車で連れ出したとして、未成年者誘拐の疑いで逮捕された東京の45歳の会社員は、ワンルームマンションや服などを用意するというメッセージを送って誘い出していたことがわかりました。警察は、家を出たあとの滞在場所などを示して誘い出していたと見て調べています。
逮捕されたのは東京・墨田区の会社員、杉野勇容疑者(45)で、警察によりますと、今月11日、群馬県内に住む13歳の女子中学生を高崎市の路上で車に乗せて連れ出したとして、未成年者誘拐の疑いが持たれています。
これまでの調べで、女子中学生は杉野容疑者の車に乗っておよそ20分走ったあと怖くなり「トイレに行きたい」と言って群馬県安中市内にあるコンビニに逃げ込み、店で保護されたということです。
その後の調べで、杉野容疑者は去年12月から女子中学生とSNSでやり取りをし、「ワンルームマンション全部そろってます。服と靴も用意する」などとLINEでメッセージを送って、誘い出していたことが警察への取材でわかりました。
警察は、家を出たあとの滞在場所や生活に必要なものを示して誘い出していたと見て詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB