去年8月、大分県別府市の遊園地で点検中の作業員2人がジェットコースターにはねられ、1人が死亡、1人が大けがをした事故で、労働基準監督署は遊園地を運営する会社と当時の支配人を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
去年8月、大分県別府市の遊園地「城島高原パーク」で、点検中の作業員の男性2人が走ってきたジェットコースターにはねられ、1人が死亡、1人が大けがをしました。
大分労働基準監督署は、点検の際に運転を停止させるなど危険防止に必要な措置を取っていなかったとして、遊園地の運営会社と54歳の当時の支配人を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
労働基準監督署によりますと、遊園地では事故が起きる以前もジェットコースターの運転を停止しないまま点検作業を行っていたということです。
書類送検されたことについて運営会社は「内容は把握していないが重く受け止めている。今回の事案を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めていく」としています。
この事故では警察も業務上過失致死傷の疑いで捜査を続けています。
-- NHK NEWS WEB