大手の交換会社コインチェックから巨額の仮想通貨が流出した問題などを受けて、クレジットカード会社の間では、仮想通貨の購入にカードを使えないようにする動きが相次いでいます。
このうち、クレジットカード大手のJCBは、仮想通貨の巨額流出に加え、価格が乱高下していることなどを踏まえて、みずから発行するカードやJCBブランドが入ったカードで仮想通貨を購入できないようにすることを決めました。
国内の交換会社と加盟店契約を結ばないようにするほか、海外で加盟店の募集や管理を行う提携先の会社に対しても仮想通貨の交換会社と契約を結ばないことなどを求めるということです。
また、三菱UFJニコスが自社のカードで仮想通貨を購入できないようにすることなどを検討しているほか、ライフカードは仮想通貨の交換会社と加盟店の契約を結ばないことなどを決めたということです。
仮想通貨は投機的な取り引きで価格の乱高下が続いているほか、犯罪で得た資金を隠すマネーロンダリングに使われる懸念も強まっていて、アメリカやイギリスの大手銀行も、グループが発行するクレジットカードで仮想通貨を購入できないようにする措置を相次いで取っています。
-- NHK NEWS WEB