福岡空港で24日、着陸した旅客機のタイヤがパンクして立往生したトラブルで、国の運輸安全委員会は25日から福岡空港で原因の調査を始めました。
福岡空港でピーチ・アビエーション151便のエアバスA320型機が着陸後にタイヤがパンクして滑走路で立往生し、けが人はいなかったものの滑走路が一時閉鎖され、福岡空港の発着便に欠航などの影響が出ました。
このトラブルについて国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントにあたるとして、25日から福岡空港で原因の調査を始めました。
パンクしたのは機首部分にある前輪のタイヤで、部品の一部が壊れているのが見つかっており、福岡空港では運輸安全委員会の調査官3人が、機体の状況を詳しく調べていました。
当時、機内にいた乗客によりますと、主翼の付け根にある後ろの車輪が地面に着いた際には特に異常を感じなかったものの、その後、前輪が地面に着いたところ、機体全体が揺れ始めたということです。
運輸安全委員会は機体を調べるとともに会社側から話を聞くなどして原因調査を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB