17年前の3月27日、電車の新しい車両に関するニュースが一斉に報じられました。「のぞみ」?「はやぶさ」?いえいえ違います。東京の京王電鉄で女性専用車両の定時運転が始まったのです。今や首都圏を中心に80を超える路線で導入されている女性専用車両ですが、ある出来事をきっかけに、その存在を改めて問い直す動きがあります。これは、あなたの大切な人のことを思い浮かべながら考えてほしい問題です。
(ネットワーク報道部)
2月16日、東京メトロ千代田線の「女性専用車両」に乗り込んだ男性3人が乗り合わせた客と言い争いになり、結果として電車がおよそ15分遅延しました。
男性たちは「女性専用車両は鉄道会社の任意のお願いであり、男性が乗っても法的に問題がないので乗車した。すべての男性を痴漢とみなして車両から排除しようとするのは、不当な差別だ」と、鉄道会社の対応をブログなどで批判しています。
-- NHK NEWS WEB