札幌ドームを本拠地にしているプロ野球・日本ハムは、新しい球場の建設に向けて候補地を検討していましたが、26日、北海道北広島市を建設予定地にすることを決めました。
プロ野球・日本ハムはおととし5月に新球場を建設する構想を明らかにし、これまでに札幌市の道立真駒内公園と北海道北広島市のきたひろしま総合運動公園の2か所を候補地に両自治体と協議してきました。
親会社の日本ハム本社は26日、東京で社長ら役員が出席する会議を開き、新しい球場の予定地をきたひろしま総合運動公園に決定し、北広島市に伝えました。
新球場の開業は2023年を目指し、球団の本拠地は現在の札幌市豊平区の札幌ドームから移ることになります。
きたひろしま総合運動公園は、北広島市が整備する予定の36ヘクタール余りの敷地で、日本ハムは、ショッピング施設やホテル、それに住宅や子育て支援施設も併設して、新球場を核とするボールパークの整備を目指しています。
一方、きたひろしま総合運動公園は、駅からおよそ1.5キロ離れていて、交通アクセスの改善が課題となっています。
新球場建設をめぐっては、球団が建設構想を明らかにした直後の1か月後に北広島市が候補地を提案したのに対し、札幌市が今回の候補地を提案したのは今月に入ってからでした。
北広島市に決まった理由などについては球団が27日会見して明らかにすることになっています。
今回の決定を受け、プロ野球・日本ハムの新球場構想は大きく前進しました。
-- NHK NEWS WEB