27日のニューヨーク株式市場は、フェイスブックの個人データが不正に第三者に渡った問題がIT企業への規制強化につながることへの懸念などから売り注文が広がり、ダウ平均株価は300ドル以上値下がりしました。
27日のニューヨーク株式市場は、フェイスブックの利用者の個人データが不正に第三者に渡った問題を受けてアメリカの当局が調査に乗り出し今後、ソーシャルメディアへの規制が強化されることへの懸念が広がりました。
さらに、アリゾナ州で自動運転の試験走行中の車が死亡事故を起こしたことを受けて、州が事故を起こした企業の公道での実験を認めないことを決めたこともIT企業には逆風だとして売り注文が加速し、ダウ平均株価は前日より344ドル89セント安い2万3857ドル71セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「ITの中でも成長分野のソーシャルメディアと自動運転への規制が強化されることになれば業績への打撃は避けられないという見方がある。また、トランプ政権が中国からの投資に制限をかけようとしていることも投資家の心理を悪化させている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB