大量の象牙を国外に持ち出そうとしたとして、関税法違反の疑いで逮捕された東京都内の会社役員について、東京地方検察庁は不起訴にしました。
象牙の加工や販売を行っている東京・台東区の会社の47歳の会社役員は、印鑑用の材料として小さくカットされた象牙600本余りを国外に密輸出しようとしたとして、関税法違反の疑いで、ことし1月、警視庁に逮捕されました。
警視庁によりますと、去年11月、東京港からコンテナ船で象牙を持ち出そうとして、逮捕・起訴された中国人の捜査で会社役員も関わっている疑いがわかったということですが、調べに対して容疑を否認していたということです。
東京地方検察庁は「起訴できる十分な証拠がない」として不起訴にしました。
-- NHK NEWS WEB