海外の主要な産地で小麦が豊作だったことなどから国が輸入する小麦の売り渡し価格が引き下げられたことを受けて、製粉大手2社は来年2月から家庭用小麦粉の主力商品を値下げすることになりました。
このうち、日清フーズは、来年2月1日の出荷分から、家庭用小麦粉のうち、菓子などに使われる薄力粉のうち容量1キログラムの商品を2%値下げするほか、パンなどに使われる強力粉の容量1キログラムの商品を1%値下げします。
昭和産業も、2月1日から家庭用の薄力粉の容量700グラムと1キログラムの商品をおよそ1%から2%引き下げるなど値下げします。
両社が家庭用小麦を値下げするのは、ことし8月以来半年ぶりです。
これは、ことしの前半に外国為替市場で円高が進んだことや、アメリカやロシアなど主要な産地で小麦が豊作だったことなどから、国が輸入する小麦の民間への売り渡し価格が引き下げられたことに伴うものです。
製粉大手では、このほか、日本製粉も価格の引き下げを検討しているということです。
-- NHK NEWS WEB