国産のコメが値上がりする中、大手スーパーが5年ぶりに、割安なオーストラリア産のコメの販売に乗り出しました。
大手スーパーの西友は、関東地方と静岡県にある140余りの店舗で28日から3か月間の期間限定で、オーストラリア産のコメの販売を始めました。
国産のコメは3年連続で値上がりしていて、このスーパーは、より安さを求める消費者の声に応えようと5年ぶりにオーストラリア産を扱うことにしたものです。
東京・北区の店舗では日本のコシヒカリなどと掛け合わせて作られたオーストラリア産の「うららか」というコメが税抜きで4キロ1180円で売り出されました。
この店で扱う最も安い国産と比べておよそ1割安いということで、買い物客からは「外国産でも気にならない。価格が安いほうがいいので、試してみておいしければ使いたい」などという声が聞かれました。
西友商品本部の新井琢也グロサリー部長は「低価格帯のラインナップの一つとしてオーストラリア産を提案させていただいた。国産米と味が変わらないという声もあり、需要はあると思う」と話しています。
-- NHK NEWS WEB