ことし5月の大手電力会社の電気料金は、一般的な家庭で100円前後値上げされることになりました。再生可能エネルギーの普及を図る制度で、電気料金に上乗せされる額が増えることが主な要因です。
発表によりますと、ことし5月の電気料金は、電気の使用量が平均的な家庭で東京電力が前の月より133円値上げされます。
このほかの大手各社も、東北電力と中部電力が115円、中国電力が112円、沖縄電力が108円、関西電力が105円、北海道電力が104円、九州電力が100円、四国電力が99円、北陸電力も89円値上げされます。
大手10社がそろって値上げするのは3か月連続になります。
これは太陽光などの再生可能エネルギーで発電した電力を大手各社が買い取る制度で、電気料金に上乗せされる額が増えること、それに、火力発電の燃料になるLNG=液化天然ガスや石炭などの輸入価格が上昇していることが主な要因です。
また、都市ガスの大手4社もLNGの輸入価格が上昇したことから、5月のガス料金を値上げします。
平均的な家庭の値上げ幅は大阪ガスと東邦ガスが43円、東京ガスが39円、西部ガスが28円となっています。
-- NHK NEWS WEB