リニア中央新幹線の駅の新設工事をめぐる談合事件で、国土交通省は、独占禁止法違反の罪で起訴された大手ゼネコン4社について、29日から4か月間、公共工事の入札に参加できなくする指名停止にしました。
指名停止となったのは、大成建設、鹿島建設、大林組、清水建設の大手ゼネコン4社です。
4社は、リニア中央新幹線をめぐって、平成26年から翌年にかけて、JR東海が発注した品川駅と名古屋駅の新設工事の入札で事前に受注業者を決めるなどの談合をしていたとして、今月23日に公正取引委員会が告発し、東京地検特捜部が独占禁止法違反の罪で起訴しました。
これを受けて、4社は29日から4か月間、国土交通省や海上保安庁、気象庁などが発注する公共工事の入札に参加できなくなります。
また、国土交通省は、この大手ゼネコン4社に対し、29日付けで建設業法に基づいて速やかに再発防止策を報告するよう勧告しました。
-- NHK NEWS WEB