東京オリンピック・パラリンピックに向け、都内各地へ向かうターミナル駅となる新宿駅では、案内板をよりわかりやすいデザインや表記のものに交換する作業が進められています。
新宿駅は、2年後の東京大会で、都内各地の競技会場や観光地などへ向かうターミナル駅として多くの利用客が見込まれる一方で、駅の構内に設置されている案内板のデザインや表記が統一されておらず、利用者からわかりにくいという声があがっていました。
これを受けて、東京都や新宿駅に乗り入れている鉄道会社などで作る協議会は、表記を統一した新たな案内板を作り交換を始めています。
「東口」や「南口」などの出口の方角は、それぞれ異なる色で示し、その方角にある鉄道の路線案内を合わせて掲載することで、分かりやすい乗り換えを心がけたほか、電車やバスなどを一目見てわかるよう図案化する「ピクトグラム」も、表記を統一しました。
また、外国人観光客に向けて、路線名の英語表記も統一し、例えば「京王新線」は「KeioNewLine」「KeioShinsenLine」の2種類で表記されていたのを、「KeioNewLine」にしました。
都によりますと、新宿駅構内の案内板はおよそ400枚あり、来年にはすべての交換が終わる予定だということです。
-- NHK NEWS WEB