「秋田犬の目線で観光スポットの風景を楽しみませんか?」。
秋田犬のふるさととして知られる秋田県大館市は、市内にある観光地を秋田犬の目線で撮影した画像をインターネットの地図に掲載して紹介し、人気を集めています。
秋田県大館市が画像を掲載したのは、各地のパノラマ写真を閲覧できる「ストリートビュー」というインターネット上の地図です。
大館市は、この地図を提供する大手IT企業「グーグル」から撮影機材を借りて秋田犬の背中に取り付け、JR大館駅前にある「忠犬ハチ公」の銅像付近や、歴史や生態を紹介する展示施設がある「秋田犬会館」など市内6か所を撮影し、ことし2月下旬に画像を公開しました。
360度、自由に回転させて見ることができ、頭やしっぽも写り込んでいて、秋田犬になった気分で楽しめるということです。また、これらの画像の撮影風景を記録した動画も公開されています。
秋田犬は、ピョンチャンオリンピック、フィギュアスケートの金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手がおねだりしたこともあって最近、注目を集め、大館市によりますと、「犬から目線」のこれらの画像も閲覧数が1か月で81万回以上に達したということです。
大館市観光課の担当者は、「多くの人に見てもらえてありがたい。観光案内にもなるので、今後も活用していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB