さいたま市にある自動車部品メーカーでは、新入社員にパズルなどを解かせることで、みずから考えて行動することやチームワークの大切さを学んでもらおうという入社式が行われました。
この入社式は、さいたま市に本社がある自動車部品大手の「カルソニックカンセイ」が初めて企画しました。
式典では、社長のあいさつが終わると会場のスクリーンに突然、映像が流され、出題されるパズルや迷路の問題を解くよう指示が出されました。
新入社員たちは協力し合いながら次々と出される問題を解き、「イノベーション」や「現場力」といった会社が大切にしているキーワードを見つけていました。
このあと会長が「これまでの会社の強みを継承するだけでなく新しい感性で新しい価値を会社にもたらしてほしい」とエールを贈っていました。
新入社員たちは「こうした入社式は想像していませんでしたが、周りと打ち解けられて楽しかったです」とか、「会社からのメッセージがよく伝わりました」と話していました。
カルソニックカンセイ人事グループの村田法子さんは「一方的にメッセージを伝えるよりも、問題を出して自分で考えてもらうほうが心に強く残ると思い企画しました。何にでも挑戦する人材に育ってほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB