ロシアで、ドローンを利用して郵便物を運ぶ初めてのサービスが始まり、最初の1機が飛び立ったものの、すぐに近くの住宅の壁に激突して失敗に終わるハプニングがありました。
ロシアではドローンを利用した初めての郵便配達サービスが始まり、2日、東シベリアのブリヤート共和国で記念の式典が行われました。
出席者が見守る中、小包を積んだロシア製のドローンがブーンという音を立てながら、10キロ以上離れた村に向けて勢いよく飛び立ちました。しかし、わずか数秒後、ドローンは、突然、上空でバランスを崩し、近くの3階建ての住宅の壁に激突して大破しました。けがをした人はいませんでした。
広大な領土があるロシアでは、遠く離れた場所や、配達が困難な地域に郵便物を届ける新たな手段になるとして、ドローンの活用に期待が寄せられていました。式典に出席していた国営企業「ロシア郵便」のCEO=最高経営責任者は、目の前でドローンが墜落したことについて、「この残念な結果を分析し、次に生かしたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB