3日のニューヨーク株式市場は前日までに大きく値下がりしたIT関連の銘柄を中心に買い戻す動きが強まりダウ平均株価は380ドル以上値上がりしました。
3日のニューヨーク株式市場は、IT企業の規制強化への懸念から前日ダウ平均株価が450ドル以上下落するなど割安な水準にまで値下がりしたIT関連の銘柄をひとまず買い戻す動きが強まりました。
その結果、ダウ平均株価は前日より389ドル17セント高い2万4033ドル36セントで取り引きを終えました。
一方、アメリカのトランプ大統領から連日批判され株価が大きく下落しているアマゾン・ドット・コムは、この日もトランプ大統領の批判を受けて前日より、一時1%余り値下がりしましたが、その後、アメリカのメディアがホワイトハウス内では規制などの具体的な議論はされていないと伝えた後は一転して3%以上値上がりする場面もありました。
市場関係者は「アマゾンと並んで株価が大きく落ち込んでいた電気自動車メーカー、テスラが新型車の生産実績を発表し、生産体制への懸念がいくぶん和らいだことも買い戻しのきっかけとなった。トランプ大統領の不安定な言動で株価が大きく変動する荒い相場が続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB