覚醒剤の密輸が急増する中、ことし1月に東京港に入港した船からおよそ250キロの覚醒剤が見つかっていたことがわかりました。警視庁などは、これまでにブラジル人4人を逮捕するとともに国際的な犯罪組織が関わっているとみて調べています。
捜査関係者によりますとことし1月、香港から東京港の青海ふ頭に到着した貨物船から覚醒剤およそ250キロが見つかりました。
覚醒剤は工業用の機械の中に隠されていたということです。
警視庁などが覚醒剤が運ばれる先を確認したところ、群馬県内の会社だったことがわかり、この会社に関係する男などこれまでにブラジル人4人を覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕しました。
密輸された覚醒剤の押収量はおととしおよそ1500キロとこれまでで最も多くなり、去年も1000キロを超えています。
警視庁などは覚醒剤の末端価格が高い日本を狙って国際的な犯罪組織が大がかりな密輸を行っているとみて、取締りを強化しています。
-- NHK NEWS WEB