通信大手の「KDDI」は、次世代の通信規格「5G」を活用して新たなビジネスを生み出していこうと、外部のベンチャー企業に資金を提供することになりました。
これは、今月就任したKDDIの高橋誠新社長が5日の記者会見で明らかにしました。
携帯電話各社が再来年の実用化を目指している5Gは、通信速度が今よりも10倍速く、大量のデータをやり取りすることができます。
KDDIはファンドを作り、5Gを活用してAI=人工知能の新しいサービスを開発するベンチャー企業などに出資します。
用意する資金は200億円で、今後5年間かけて有望なアイデアをもつベンチャー企業を探すことにしています。
高橋社長は「KDDIだけでサービスをつくれば狭い範囲のものになる。これからはベンチャーをはじめ、いろんな企業が5Gを使ってビジネスを作っていく時代になる」と話しています。
-- NHK NEWS WEB