生命保険大手の「第一生命ホールディングス」は、現在の渡邉光一郎社長が、来年4月に会長に就任し、後任には、今の国内の大手保険会社では最も若い社長就任となる53歳の稲垣精二常務が昇格する人事を決めました。
「第一生命ホールディングス」の新しい社長に来年の4月1日付けで就任することが決まった稲垣氏は、53歳。昭和61年に「第一生命」に入社し、運用企画部長や経営企画部長などを経て、去年4月から常務を務めています。
53歳での社長就任は、今の国内大手の生命保険会社や損害保険会社では、最も若い年齢となります。
一方、事業会社の「第一生命」を含めて6年余りにわたってグループのトップを務めてきた現在の渡邉光一郎社長は、会長に就任します。
社長に就任する稲垣氏は、記者会見で「マイナス金利政策の経営への衝撃は大きいが、海外事業の収益基盤があり、悲観的にはなっていない。国内の人口は減少していくが、顧客の安心を守っていける経営をするとともに、変革をおそれず、チャレンジしていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB