日本製の模型やアニメキャラクターの人形などを集めた展示即売会が中国の上海で開かれ、大勢の若者たちが次々と商品を購入する姿が見られました。
この展示即売会は、日本のメーカーが制作したアニメキャラクターの人形やオリジナルの模型について中国の人たちに紹介しようと、日本の企業が企画して上海で開催しました。
会場には、およそ20の日本メーカーが制作した人形や模型などの正規品が並べられました。
中国では、インターネットなどを通じて日本のアニメを知り、愛好家になった若者も多く、イベントが始まると、会場の外に並んだ人たちが目当ての商品を手に入れようと会場内を走り回る姿も見られました。
中国ではふだん手に入らない商品も多いため、気に入ったものをいくつも購入し、日本円で10万円以上使う人も少なくありませんでした。
展示即売会が始まると同時に日本円で35万円余りもする模型を購入した人もいて、日本の出品者は中国の若者の旺盛な購買力に驚いた様子でした。
4万円ほどの買い物をしていた20代の女性は「中国では珍しいイベントなので、みんなとてもうれしくて友達と来ました。予算は考えず、買えるだけ買いたいです」と話していました。
主催したイベント会社の小西麻保子さんは「中国では偽物も多い中、本物を買いたいという若者に提供しようと開催しましたが、予想以上に多くの人が来たので驚いています」と話していました。
-- NHK NEWS WEB