「ゴルゴ13」の主人公が海外での安全対策を指南する動画が、6日からインターネットで公開され、主人公の声を俳優の舘ひろしさんが演じました。外務大臣の声で登場した河野外務大臣は「国会答弁みたいだと言われ、何度もやり直した」と声優デビューを振り返りました。
6日から公開が始まったのは、外務省が作成した海外安全対策マニュアルの動画版です。
外務省で開かれた発表会には、河野外務大臣のほか、「ゴルゴ13」の主人公の声を演じた俳優の舘ひろしさんや、作者のさいとう・たかをさんが出席し、第1話が上映されました。
第1話は、世界各地にテロの脅威が広がる中、日本人も標的になりうるとして、外務大臣が、「ゴルゴ13」の主人公に力を貸してほしいと依頼する内容です。外務大臣の声は、河野大臣みずから務めました。
舘さんは「海外は日本ほど安全ではない。このマニュアルを活用して安全な旅をしてほしい」と話したほか、さいとうさんは「日本人の不用心さは『ゴルゴ13』が始まった50年前から気になっていた。意識してもらえればありがたい」と話していました。
これに対し、河野大臣は「こんな形で声優デビューするとは思っていなかった。国会答弁みたいだと言われて、何度もやり直しをさせられたが、どれだけの時間がかかったのかは企業秘密だ」と声優デビューを振り返りました。
マニュアルの動画版は全13話で、動画投稿サイト「ユーチューブ」に毎週1話ずつ投稿されます。
-- NHK NEWS WEB