開けるまで何が入っているかわからない、年始の買い物のお楽しみといえば「福袋」。しかし最近は福袋を大量に購入して、インターネットのオークションに高値で転売する行為が問題になっています。ソーシャルメディアでは、店側の対策の不備を責める声も上がったことから、各店舗や事業者では、来年の福袋では「転売ヤー」対策に本腰を入れています。
大手コーヒーチェーンのスターバックスでは、ことし(2016年)の年始、一部の客による福袋の買い占めが問題になりました。ある店舗で、マグカップやトートバッグなどが入った福袋を販売した際、行列の先頭の客が買い占めてしまい、多くの人が並んでいたのに購入できなかったうえ、福袋に入っていた商品がインターネットのオークションで転売されていると、ツイッターなどで指摘されました。ほかにもソーシャルメディアでは、家電量販店で一度に全体の8割もの福袋を購入したという人たちや、中身だけ取り出して路上に捨てられた大量の福袋の画像が投稿されるなど、福袋の大量購入や転売をめぐる騒動は、年始の恒例のようになっています。
-- NHK NEWS WEB