NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台として知られる岩手県の三陸鉄道に、初々しい新入社員が入社しました。
岩手県宮古市の本社で2日行われた入社式には、新たに採用された8人とJR東日本からの出向者2人が出席しました。
第三セクターの三陸鉄道は、久慈と宮古を結ぶ北リアス線と釜石と盛を結ぶ南リアス線の2本がありますが、現在一部の区間が運休しているJR山田線の宮古と釜石の区間が来年から移管されて、全長163キロの「リアス線」として運用されることになっています。
これに備えて会社が採用を増やしたため、ことしは入社式に臨むのが10人と、昭和59年の開業時を除いて最も多くなりました。
新入社員で仙台市出身の山田騎士さん(18)は、「震災で大きな被害を受けても全線復旧した姿に心をうたれて入社したいと思いました。一人前の運転士を目指して努力したい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB