サッカーJ1、湘南ベルマーレはフィットネスクラブを運営するRIZAPグループに経営を委ねることになり、7日会見した水谷尚人社長は「タイトルを明確な目標にして進んでいきたい」と話していました。
ベルマーレによりますと筆頭株主の不動産販売会社、「三栄建築設計」とRIZAPグループが今月、合弁会社を設立し、今後はRIZAP側がベルマーレの経営を主導します。これに伴いベルマーレは3年間で合わせて10億円以上の出資を受けてチームの強化に取り組むということです。
湘南ベルマーレの水谷社長は「選手の移籍などでほかのクラブと対抗することと育成に力を入れるために資金が必要だった」と説明したうえで「タイトルを明確な目標にして進んでいきたい」と話し2020年までに、J1や天皇杯などのタイトル獲得を目指すとしました。
RIZAPグループは「結果にコミットする」というキャッチフレーズで短期間で減量を実現できることを約束してフィットネスクラブの会員数を伸ばすとともにこれまで衣料品販売の「ジーンズメイト」やフリーペーパーを発行する「サンケイリビング新聞社」を子会社にするなどして事業を拡大しています。
Jリーグのクラブ経営を巡っては去年、大手通販会社の「ジャパネットたかた」が資金難に陥っていたV・ファーレン長崎を完全子会社として経営を立て直し、J2からJ1への昇格につなげた例があります。
-- NHK NEWS WEB