週明け9日のニューヨーク株式市場は貿易問題で対立しているアメリカと中国が対話で解決することへの期待から、ダウ平均株価は一時400ドル以上上昇しましたが、その後は売り注文が出て結局、小幅な値上がりで取り引きを終えました。
9日のニューヨーク株式市場はアメリカのムニューシン財務長官が週末のテレビ番組で中国との話し合いを重視する姿勢を鮮明にし、貿易問題が対話で解決されることへの期待から買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時先週末より400ドル以上値上がりしました。
しかし、取り引き終盤にかけて、値上がりした銘柄を売る動きが強まり、結局、ダウ平均株価は先週末より46ドル34セント高い2万3979ドル10セントで取り引きを終えました。
市場関係者は「翌日10日に予定されている中国の習近平国家主席の演説やフェイスブックのザッカーバーグCEOがアメリカ議会の公聴会に出席するのを前に、いったん利益を確保しようという投資家が多かった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB