世界で初めて、電気自動車を使った長距離バスがフランスで運行されることになり、パリでお披露目のテスト走行が行われました。
このバスは世界で初めて運行される電気自動車を使った長距離バスで、5時間の充電で、最大で250キロ走行することができます。
パリ市内から北部のアミアンまでのおよそ160キロを、2時間余りで結ぶ予定で、12日からの運行を前に10日、パリのエッフェル塔の近くでお披露目のイベントが行われ、関係者を乗せてテスト走行が行われました。
排気ガスを一切出さず、騒音も少ないということで、バスの運転手の男性は「エンジンをかけても振動も騒音もなく、とても運転しやすい」と話していました。
バスの運行会社の責任者は「車体の価格は通常の車より3割ほど高価ですが、燃料は電気のほうが安いので、全体としては決して割高ではありません」と話していました。
ヨーロッパでディーゼル車への規制が強まり、電気自動車への移行が進む中、ドイツやオランダでも公共交通機関のバスを電気自動車化する動きが始まっています。
-- NHK NEWS WEB