インドの昨年度の新車の販売台数は、好調な個人消費に支えられて前の年度に比べて10%増加し、初めて400万台を超えて過去最高となりました。
インド自動車工業会は10日、昨年度2017年度の乗用車と商用車を合計した新車の販売台数が414万台を上回り、前の年度と比べておよそ10%増加したと発表しました。
インドの新車の販売台数は4年連続増加していて、400万台を超えるのは初めてです。
メーカー別の乗用車の販売台数では、スズキの子会社で最大手のマルチ・スズキが13.8%増加して1位を維持し、韓国のヒョンデ自動車が5.2%、インドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラが5.4%、それぞれ増加しました。
インド自動車工業会は、インフレが抑制され個人消費が好調に推移したことや、自動車ローンの金利が低かったことなどが、販売を後押ししたとしています。
インドの自動車市場は、去年、2017年の1年間で比較すると初めてドイツを上回って中国、アメリカ、日本に続き世界4位となっており、インド自動車工業会では「自動車産業がさらに成長し、経済発展や雇用に大きく貢献できる」として、今年度も市場がさらに拡大するという見方を示しています。
-- NHK NEWS WEB