楽天とビックカメラが、共同で家電製品のネット通販を始めました。ネット通販で存在感を増すアマゾンに対抗しようと、店舗を持つ小売業とオンライン企業の連携が広がっています。
両社は、11日から家電商品などを販売するネット通販サイト、「楽天ビック」を開きました。
全国およそ50のビックカメラの店舗で買い物をした場合に楽天のポイントがつくようにして、ネット通販と店舗それぞれで集客力を高め合う戦略です。
楽天の三木谷浩史社長は会見で「家電の雄であるビックカメラと組むことで、利便性が高まる」と述べました。
今後、東京23区内では商品を当日中に配送するサービスを行い、冷蔵庫など大型の家電製品は自宅への設置まで行うことにしています。
ネット通販では、アメリカのアマゾンが存在感を高め、国内の小売業とオンライン企業が連携して対抗する動きが続いています。コンビニ最大手のセブン&アイ・ホールディングスと通販大手のアスクルがネット通販を始めたほか、楽天が今回のビックカメラのほかスーパーの西友と共同で生鮮食品などを扱うネット通販を始めることにしています。
-- NHK NEWS WEB