世界最大の交流サイトを運営するフェイスブックのザッカーバーグCEOは、流出した最大で8700万人分の個人データの中に、自分のものも含まれていたことを明らかにし、再発防止に向けた決意を改めて表明しました。
フェイスブックは最大で8700万人分の利用者の個人データが第三者のデータ分析会社に流出し、おととしのアメリカ大統領選挙でトランプ陣営の選挙対策に使われたとされる問題などをめぐって厳しい批判にさらされています。
これを受けて、ザッカーバーグCEOは11日、前日のアメリカ議会上院に続いて、議会下院の委員会でおよそ5時間にわたって証言しました。
この中でザッカーバーグCEOは、今週、個人データが流出した可能性のある利用者に順次連絡を始めたとしたうえで、自分の個人データも流出していたことを明らかにし、再発防止に向けた決意を改めて表明しました。
また、「インターネットは世界的に重要性が増しており、何らかの規制は不可避だろう」と述べましたが、具体的な規制の内容については明言しませんでした。
ザッカーバーグCEOは2日間で合わせて10時間にわたり、およそ100人の上下両院の議員の質問に答え、その際、ほとんどメモを見ることなく、みずからの言葉で説明していました。
-- NHK NEWS WEB