来月フランスで開幕する世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭で、最優秀賞を競う部門に、日本からは是枝裕和監督の「万引き家族」と、濱口竜介監督の「寝ても覚めても」がノミネートされました。
ことしで71回目を迎えるカンヌ映画祭は、ベネチア、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭の1つで、日本時間の12日夜、主な部門のノミネート作品が発表されました。
このうち最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門には、日本からは是枝裕和監督の「万引き家族」と、濱口竜介監督の「寝ても覚めても」の2本の作品がノミネートされました。
是枝監督の「万引き家族」は、東京の下町で年金をあてに暮らしながら、足りない生活費を万引きで稼いでいる家族の物語で、脚本と編集も是枝監督が手がけています。
また、濱口監督の「寝ても覚めても」は、柴崎友香さんの小説が原作で、かつて恋に落ちた男性と全く同じ顔をした人に出会った女性が、戸惑いながらもその男性にひかれていく様子を描いたラブストーリーです。
カンヌ映画祭のコンペティション部門に作品がノミネートされるのは、是枝監督は「海街diary」以来3年ぶり5回目で、濱口監督は今回が初めてです。
カンヌ映画祭は、現地時間の来月8日から19日まで開かれる予定です。
-- NHK NEWS WEB