東京・府中市にある建設会社の寮の部屋で、拳銃10丁と銃弾200発余りが見つかり、警視庁はこのうちの1丁の拳銃を隠し持っていたとして、部屋に住んでいたフィリピン人の29歳の男を逮捕しました。男は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、建設会社の下請け業者の元社員で、フィリピン人のミトラ・チャールズエイロン・アロンゾ容疑者(29)です。
警視庁の調べによりますと、ミトラ容疑者は住んでいた東京・府中市にある建設会社の寮の部屋に拳銃1丁を隠し持っていたとして銃刀法違反の疑いが持たれています。
今月10日、下請け業者を解雇されたミトラ容疑者の部屋を建設会社の社員が整理していたところ、部屋に残されていたキャリーバッグの中から拳銃10丁と銃弾200発余りが見つかったということです。
このため、警視庁がミトラ容疑者の行方を捜していましたが、13日午後、府中警察署に出頭してきたということです。警視庁は拳銃などが部屋にあった詳しいいきさつを調べています。
警視庁によりますと、調べに対し、ミトラ容疑者は「キャリーバッグは預かったもので、中身については知りません」などと供述し、容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB