年末年始を海外で過ごす人たちの出国ラッシュがピークを迎え、成田空港の出発ロビーは大勢の家族連れなどで混雑しました。
成田空港では出発ロビーにある航空会社のカウンターの前に大きなスーツケースを持った家族連れなどが朝から列を作りました。
成田空港会社によりますと、成田空港は29日が出国のピークで、29日だけでおよそ5万人が成田空港から海外へ出発する見通しです。行き先では、ハワイなどのリゾート地に加え、日本から近いシンガポールや台湾などにも人気が集まっているということです。
成田空港では、ことしの冬ダイヤでアメリカ便が減便したものの、韓国や香港などアジアを中心に新規就航や増便が相次いだことなどから、この年末年始の利用客は110万人余りと前の年の同じ時期に比べて10.5%増えると見込まれています。
夫婦でタイやラオスに向かう67歳の男性は「世界遺産の遺跡を見たりリゾートでくつろいだりします。南の暖かいところでゆっくりとしてきます」と話していました。
またスリランカに向かう34歳の女性は「自然豊かで食べ物がおいしいところで初めて行くので楽しみです。ふだんの仕事の疲れを癒やしたいです」と話していました。
成田空港の帰国ラッシュは来月3日がピークとなる見通しです。
-- NHK NEWS WEB