14年前、広島県廿日市市で女子高校生が刃物で刺されて殺害された事件で、13日逮捕された山口県宇部市に住む男の部屋から小型のナイフ1本が押収されたことが警察への取材でわかりました。警察は、大きさや形状などから事件に使われた凶器の可能性があると見て、詳しく調べることにしています。
山口県宇部市の会社員、鹿嶋学容疑者(35)は平成16年10月、広島県廿日市市の住宅に侵入し、この家に住む高校2年生の北口聡美さん(当時17)を刃物で刺して殺害したとして、13日、殺人の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し「私が殺しました」と容疑を認めているということで、14日、検察庁に身柄を送られました。
この事件では現場から凶器は見つかっていませんが、刃渡り10センチ余りの刃物だったと見られ、警察が13日、鹿嶋容疑者の部屋を捜索したところ小型のナイフ1本を見つけ、押収したということです。
警察は、見つかったナイフの大きさや形状などから事件に使われた凶器の可能性があると見て詳しく調べることにしています。
これまでに鹿嶋容疑者と被害者との間に接点は確認されていないということで、警察は事件に至った経緯や動機についても調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB