春の行楽シーズンを前に、鳥取砂丘で大がかりな清掃活動が行われました。参加したボランティアは4000人余り、1時間ほどの間におよそ1トンのごみが回収されたということです。
この清掃活動は、鳥取砂丘の景観や環境を守り、訪れる人たちにきれいな砂丘を楽しんでもらおうと、毎年春と秋の行楽シーズンの前に行われています。
15日の鳥取砂丘は、午前中に小雨が降りましたが、100近い企業や団体などから4000人余りのボランティアが集まり、砂丘や周辺の海岸線を手分けして清掃しました。
海岸線には、漁具と見られる網やロープのほか、筒のような形をした長さ3メートルほどのゴム製のごみも漂着していて、参加した人たちはたくさんのごみを一生懸命、砂から掘り起こしていました。
清掃活動を行った団体によりますと、1時間ほどの間におよそ1トンのごみが回収されたということです。
鳥取市の小学5年生の男子児童は「砂丘がきれいになって、いい取り組みだと思います。砂丘にごみを置いていかないようにしたい」と話していました。
また、64歳の男性は「砂に埋もれたごみを回収するのが大変でした。観光客の人たちにはきれいな砂丘を見てもらいたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB