2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、成田空港は、障害の有無などにかかわらず誰もが使いやすい空港を目指すための新たな基本計画をまとめ、施設の改修や人材育成などに取り組むことになりました。
このユニバーサルデザイン基本計画は、成田空港会社が障害のある人や専門家から意見を聴くなどして新たにまとめました。
計画では、2020年の東京大会を見据え、成田空港を誰もが使いやすい施設とするために世界でもトップレベルの対応が必要だとしたうえで、施設の改修や人材育成、それに情報提供の充実などを進めていくとしています。
そして、異性の介護に当たる人や性的マイノリティーの人などが使いやすいような男女共用トイレの整備や、発達障害のある人が落ち着いて過ごせる場所の設置などを盛り込みました。
また、障害のある人への適切な対応を学ぶ研修を充実させるほか、訪れる人が安心して空港を利用できるようインターネットなどを通じた事前の情報発信にも力を入れるということです。
成田空港会社は、今後も定期的に障害のある人などから意見を聞き、取り組みの改善を図っていくことにしています。
-- NHK NEWS WEB