「国際ドローン展」が18日から千葉市で始まり、4回目のことしは災害や物流などさまざまな分野での活用が期待されている最新の技術が紹介されます。
会場には国内外の合わせて40余りのメーカーなどがブースを設け、17日は関係者が準備に追われていました。
このうち東京 渋谷区にあるメーカーが開発したドローンは、飛行中に方向を変える際に傾いても中心の軸が垂直の状態を維持する最新の技術が用いられています。軸の先端にはカメラが取り付けられ、ぶれのない映像が撮影できることから、災害現場などでの活用が期待されています。
また、町田市の会社が開発したヘリコプター型のドローンは、重さ5キロまでの荷物を積んで最長100キロの距離を飛ぶことができます。プロペラが1つのため、風などの影響を受けにくいということで、将来的には人手不足が深刻な物流現場での活用を見込んでいるということです。
このほか、中国のメーカーが開発した魚のエイの形をイメージした水中用のものは、独立した3つのスクリューにドローンの技術が応用され、これまでに国内で1000台以上が販売され、海岸の建設工事などに役立てられているということです。
「国際ドローン展」は18日から20日まで千葉市の幕張メッセで開かれます。
-- NHK NEWS WEB