愛知県で小学生に配られた防犯ブザーの電池が破裂するトラブルが相次ぎ、国民生活センターは、同型のブザーに破裂したものと同じ番号の電池が使われている場合は使用を控えるよう呼びかけています。
先月から今月にかけて、愛知県岡崎市で、今の小学2年生に配られた防犯ブザーの電池が破裂するトラブルが2件相次ぎ、国民生活センターが調べた結果、おととし6月以降、同型のブザーの電池が破裂したトラブルが少なくとも5件起きていたことがわかりました。
破裂したのは、いずれも札幌市のメーカーがおととしと去年に出荷して、主に全国の小学校で配られた防犯ブザーの電池のうち、「Vinnic」と書かれ、番号が「12−2020」となっているものでした。
このため、国民生活センターが同型のブザーに同じ番号の電池を入れてテストしたところ、10個中2個が破裂したほか、すべての電池で破裂を防ぐ装置が働きませんでした。
メーカーでは問題の電池を使ったブザーの交換に応じていますが、およそ2万5000個が出荷されたのに対し、交換したのは6000個にとどまっているということです。
国民生活センターは、同型の防犯ブザーを使っている人に対し、同じ番号の電池が使われている場合は使用を控えるよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB