財務省の福田淳一事務次官のセクハラ報道問題をめぐって、テレビ朝日が、女性社員にセクハラ行為があったとして、財務省に抗議文を出したことについて、麻生副総理兼財務大臣は20日、訪問先のアメリカのワシントンで記者団に対し、「しっかりと受け止め、まずはお話を聞きたい」と述べたうえで、みずからの進退については「考えていない」と述べました。
この中で、麻生副総理は「財務省に抗議文が届けられたことは承知している。会社としての正式な抗議なのでしっかり受け止め、まずはお話をきちんと聞く必要がある」と述べ、財務省として弁護士を通じて、テレビ朝日側から話を聞きたいという考えを示しました。
また、麻生副総理は、福田事務次官を任命した責任について問われたのに対し「週刊誌で報じられていることが事実かどうか定かではない。前後関係がわからず、福田次官本人は『ない』といっているので、調べないといけない。これまでの実績から見ても、仕事ぶりは飛び抜けてよいわけではないが、飛び抜けて悪いわけでもなく、全否定されるべきではない」と述べたうえで、みずからの進退については、「考えていない」と述べました。
-- NHK NEWS WEB