この春、入行した新人の銀行員に「お笑い」を通して、コミュニケーション能力や表現力を身につけてもらおうと、プロのお笑い芸人による新人研修が長崎市の銀行で行われました。
この研修は、大阪の大手芸能事務所が、全国の企業や学校で行っていて、19日は、長崎市の十八銀行本店で、この春に入行した新人の銀行員、およそ90人が受講しました。
お笑いコンビの「チキチキジョニー」と「セバスチャン」が講師を務め、仕事や日常生活で初対面の人にいい第1印象を残せるよう、自己紹介する際のポイントとして少し大げさに表現したり、ほかの人とは違うマニアックな趣味を伝えたりすることが大切だと説明しました。
そのあと、新人行員はグループに分かれて自己紹介の内容を考え、1人30秒の持ち時間で発表しました。
新人たちは、「いつも笑顔ですが、実は計算しています」とか、「世界遺産検定にパスした」などとユーモアを交えて自分をPRし、周りから笑いが起きたり、突っ込まれたりしていました。
参加した新人行員は、「30秒にまとめるのは難しかったが、自分をさらけ出すことを意識しました。これから多くの人と出会うと思うので、積極的に自分をアピールしていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB