はしかの感染が広がっている沖縄県では、19日までの患者は65人に上り、大型連休を控えて、主要産業である観光への影響も出ています。
沖縄県によりますと、先月20日、台湾から訪れた男性に、はしかの感染が確認されて以降、県内では感染が広がり、19日までの患者は65人に上っています。
大型連休を前に主要産業の観光への影響も出ていて、18日までにはしかが原因でキャンセルになった宿泊やツアーは57件、人数にして173人に上っているということです。
また、県に寄せられた観光客や旅行会社からの相談や問い合わせの電話は、今月16日以降、1日当たり30件ほどに上り、患者数が多い市町村や感染を防ぐ方法について尋ねる内容が多いということです。
沖縄県観光振興課の糸数勝課長は「大型連休前の大事な時期に流行したのは非常に残念だが正確な情報発信に努めたい」と話しています。
県内ではこのほか、学級閉鎖が相次ぐなど、はしかの影響が広がっていることから、県はすべての部局長が参加する危機管理会議を、今月23日に開くことにしています。
-- NHK NEWS WEB